常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

講演会のお知らせ

2014年度 青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部共催講演会(第4回)
日時:2014年12月13日(土)16:00-17:30
場所:青山学院大学総研ビル(14号館)11階第19会議室
講演者:酒井英樹(信州大学教授)
講演題目:「第二言語習得研究からみた英語指導:インプット、インタラクション、
アウトプット、フィードバックの観点から」
参加費:無料(事前申込不要)
問合せ先:JACET関東支部事務局 jacet-kanto-office@cl.aoyama.ac.jp
会場の詳細については、以下をご覧ください。
   交通アクセス:http://www.waseda.jp/jp/campus/
   キャンパスマップ:http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

講演概要:
第二言語習得の条件に関する研究領域では、インプット仮説、インタラクション仮説、アウトプット仮説、気づき仮説などの考え方が提案されてきた。この中で、言語習得のメカニズムとして、意味内容の理解 (comprehension)、気づき (noticing) やFocus on Form、Form-Meaning Mapping、認知的比較 (cognitive comparison) などの概念が議論されている。また、タスクに基づく言語教授など、第二言語習得研究に基づく教育への応用も検討されている。本発表では、これらの研究に基づきながら英語指導への示唆を行う。
特に、ティーチャートークの仕方、教室内インタラクションの工夫、学習者のアウトプットの捉え方、フィードバックの与え方、リーディング指導への応用に焦点をあてる。

講演者略歴:
酒井英樹(信州大学教授)
信州大学教育学部教授。中学教諭、上越教育大学を経て現職。主な著者に『小学校の外国語活動 基本の「き」』(2014、大修館書店)、『小中連携を意識した中学校英語の改善』(共著、2013、三省堂)、『英語が使える日本人の育成 MERRIER Approachのすすめ』(2003)(編著、2003、三省堂)がある。