常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

出前授業の感想

昨日、T県で行われたUG先生の出張授業に参加させていただきました。遠方まで参加させてくださったUG先生、受け入れてくださった現場の先生方、本当にありがとうございました。

今回は中学1年生に「辞書と友達になろう!」というテーマのもと授業を行われました。辞書を常に携帯し、考えに考え、それでも分からなかった言葉を調べ、付箋をつけて勉強した印を残すことで自分の語彙が増えていくのを目で見ることができます。また、辞書といっても様々な種類の辞書があり、OEDを中心に多くの辞書のご紹介もされました。中学生用の辞書、高校生用の辞書と、学習者の語彙レベルによって選ぶことができます。ゼミの先輩方の付箋だらけの辞書等の写真を拝見し、思わず自分のまだ付箋がすかすかの辞書と比較してしまいました。

講演が始まる前はこころを整える時間がもうけられ、UG先生が講演を始められた途端に目をきらきらさせながら授業を聴いていました。実際に辞書を引いてみる時間では競って意味を調べており、知っている単語の持っている意外な意味に驚きつつも感動している様子でした。大学生で辞書を愛でることの大切さを知った私にとっては、同じ故郷に生まれ、そして中学1年生ながらにこのような話を聴くことができた彼らが心底羨ましくと感じました。多くの生徒たちにとって今回の授業は胸に残ったと思います。

中学生たちの元気さや知識欲を感じ、私も彼らの勉強意欲には負けてられないと感じました。今後も辞書を愛で続けたいと思います。(Inaho)