常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

texting #5

 子供達がスマートフォンを使うこによる文法や単語の学習に対する影響を調査した記事です。スマートフォンを使う子どもたちが友人にメールをする時,文法や単語を崩して使うケースが多いようです。その結果一般的な文法のルールに従わずに意思疎通をすることになります。このような行為は子供にとって悪影響を及ぼす気がします。しかし,研究によると,間違った文法,単語の使い方をする子どもたちは通常の文法のルールも同時に学習することにつながっていることが示唆されました。この解釈として,省略行為は人間が発する音声に基づいているからであるそうです。日常使う会話は学校の中で適切に教わっており,適切な言葉を頭に浮かべて,省略形の言葉を文字に起こしていきます。それにより,音声と文字の関係を頭のなかで結びつけることにつながり,適切な文法と単語を学習することにも繋がてっているとのことです。
 子どもとスマートフォンの影響は多くの国々で研究されているのですね。今日、先生からいただいて読んだ週刊誌では,子供たちのスマホ中毒について書かれておりました。内容の主題はスマホの利用と学力の関係です。おどろくべきことに,スマホの利用時間の長い子供は勉強時間がスマホを利用しない子供より長くても,学力が低くなるというものでした。また,いくつかのケースが載っておりました。一番記憶に残ったものは,遅くまでスマホを使っていた子が,機械が壊れたため,親を起こして夜中にもかかわらず修理に行きたいと頼んだという事例です。
 スマホを人間がうまく使えばとても有用な道具であると思いますが,道具に使われてしまうケースも起きているのが現状なのでしょう。(Ume)
 

 見出の"texting"は,「、主に携帯電話などに備わるSMS(ショートメッセージサービス)などを利用してテキストメッセージのやりとりを行うこと、あるいは、特にテキストメッセージの作成・送信をすること」とあります(Weblio)。

Texting 'can boost children's spelling and grammar'

Children's unorthodox spelling and grammar while texting does not stop them learning the rules of formal English, suggests research.

Just over 160 children, aged between eight and 16, from the West Midlands, took part in the snapshot study.

The researchers compared spelling and grammar in formal tests and in text messages, at the start of the project and again after a year.

The results showed the most creative texters were among the best spellers.

The children were asked to copy out all their text messages over a two-day period.


http://d.hatena.ne.jp/A30/20110224/1298536875

http://d.hatena.ne.jp/A30/20110224/1298536875

http://d.hatena.ne.jp/A30/20130205/1360037241

http://d.hatena.ne.jp/A30/20130621/1371818519