常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語教育史学会 感想#7

先日、日本英語教育史学会に出席してきました。UG先生も発表された今回の学会は、私にとって初めてのもので、とても貴重な体験となりました。
 内容は、教科書の構成について研究されたものから音読についてまで多岐に渡り、一口に英語と言っても、様々な角度からアプローチをして研究することが可能なのだと感じました。学会を通して強く感じたことは、英語には背景があるということです。それも、昔の教育制度や多くの学者による研究と、密接な関わりがあります。英語は、私が思っていた以上に深いものなのだと実感しました。そう考えると、まだまだ研究対象となりうる題材は沢山あるということで、解明されてない点も多いということに驚きました。私はこれまで、あまり深い知識を持って英語に接してきたわけではなかったので、今回、英語にも長い年月を要した歴史があるのだと考えることが出来るようになったのは、私にとって大きな発見となりました。英語を学ぶ身として、日常的に勉強している能力的なことだけでなく、その歴史的変遷や時代に基づいた新旧の比較など、知っておかなければならないことが沢山あるのだというふうに感じました。
それぞれの先生方が発表された研究について勉強になったのはもちろんのことですが、今回は他に、学会の雰囲気を学ぶ良いきっかけにもなりました。先生方のお話を聞くと、知識の幅が広がるだけでなく、英語を色々な視点で捉えることが出来ます。今回は、質疑応答の時間も設けられていたため、自分の中だけで考察が終わらず、他の人の異なる意見や価値観を共有してフィードバックすることも出来きます。公の場で発表する経験を積むことは、自身の成長に繋がるなと感じました。
 初めての経験だったので、場の雰囲気に少し緊張したりもしましたが、とても良い刺激となりました。今後も機会があれば、積極的に参加していきたいと思います。(Starlight)