常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

I've got what I came for

学会に出ていた土曜日に夏の高校野球の愛媛大会決勝が坊っちゃんスタジアムで行われ、春の連投で日本のみならず米国でも選手虐待との批判が巻き起こった安楽智大投手率いる済美が5−2で今治西を破り、5年ぶり4回目の夏の甲子園出場を決めた。またあの校歌が聴けると思うと嬉しくなります。

さてその安楽投手、インタビューでは「ここまで(甲子園での)忘れ物を取りに行くために必死でやってきた。だから、きょうはストレートという自分の武器、プライドを捨てました。貪欲に勝ちにこだわって、結果が出て、正直ホッとしています」と答えました。

Mainichiは最初の「忘れ物」の箇所を、"I've been going all out up until now so that I can go back (to Koshien) and pick up something I left behind there."と訳し、「貧欲に〜」は"I'm greedily obsessed with winning, and frankly, now that I've got what I came for, I'm relieved."と処理していました。I've got what I came forがいいですね。なお、ここにはありませんが、「あの(春の)負けがあったから今の自分がある」は定番通り、"I am what I am now because of that defeat."となっていました。以上、「横流し」程度の情報でした。(UG)