常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ユージーン通信 #3

Astroriverからの通信です。忙しいときにせかしてしまいましたね。ありがとう。ところでイングランドの人はどうしているのでしょうか。人間性への問いかけがはじまります。(UG)

こんにちは。ご連絡が遅くなってしまい申し訳ありません。
先日、学会シンポジウムがW大学にて行われ、UG先生及びSy先生が研究発表をされたとの事でしたが、私は出席できなかった事が残念です。ブログにゼミ生の皆が投稿してくれた感想等のおかげで、内容を垣間見る事ができるのが唯一の救いです。

先日、ESLの授業が始まり、最初の一週間を無事に乗り越えることができました。授業についてですが、授業は50分で構成されており、Reading-Writing-Grammarが一括りになった授業が月から木まで毎日3コマ、Oral skillsの授業が月から木まで1コマ及び、金曜日には2コマ。といった様な時間割になっております。
この他にも、Pronunciationの選択授業、Conversation partnerとの会話が2コマ入ることになりましたので、次週からは初週よりも、多少忙しくなるのかもしれません。しかし、授業時間だけで考えれば、少なくとも日本の大学1・2年生の方が多いので、忙しいなどとは言っていられないのが事実かと思います。

クラスの構成ですが、RWGクラスは半分がアジア人、その他の生徒はほとんどがサウジアラビアの生徒で、日本人は私のみ、おまけに今回が語学学校での1st termとなるのも私のみという状況です。周りの生徒の今後の目標等を質問してみると、どこか他の大学にて修士号、学士号の獲得を目指す生徒、ただ英語を勉強するためだけに語学学校に来る生徒、英語を話す機会を求めて来る方等、多種多様な目的を持ち、この語学学校に通っている生徒がいる事がわかります。現時点では、専大からここへ一緒に来た人達以外では、exchange studentに遭遇しておりません。

授業はまだ本格的な内容には移っていないようなのですが、噂に聞いていた通り、毎日何かしらの課題が出され、期限は次の日までというのが定番の様です。授業担当の先生により課題の量は異なるようで、他の生徒の話を聞く限りでは、私の先生が課す課題の量はそこまで多い方ではない様です。自分自身で、課題を後回しにして期限日の提出日前日に仕上げるという事は多々ありましたが、翌日が期限の課題を毎日出されるという事に慣れるのは、まだまだ私には時間が掛かりそうです。今のところは、課題として出されていた文章を読み、A4一枚ほどの紙にsummaryとresponseを書くような課題が出されています。

Oralのクラスは、何故か未だに全員の生徒が揃ったことが無く、基本的に8人前後で授業が進んでおります。やはり半分はアジア人、他はサウジアラビア人といったようなクラス構成です。こちらは自分を含め、日本人は3人おります。授業内容は、BBCのドキュメンタリーを字幕無しで二回ほど観てノートテイキングをし、そのノートテイキングを参考に問題に答えるquizや、ビデオを観て、ビデオに関連する質問を出され、それについて1分ほど自身の考えをスピーチするなど、様々な事が行われています。また、近い将来大学の生徒に質問をするインタビューの課題、そして、そのインタビューをまとめて発表するなどといった事が行われるようです。

こちらもやはりRWGのクラス同様に毎日課題が出され、文章を音読・録音し、ポータルの様なサイトにアップロードする課題がありました。そして、生徒が音読・録音したファイルを先生が聞き、発音の指導をするそうですが、詳しい事はまだ明らかにはなっていません。日本ではなかなか無いような課題なので、実際に録音した音声をもとに、どのように授業が進められていくのかは興味深いところです。
その他にも、やはり50分ほどのBBCのドキュメンタリーを観てノートテイキングをしてくる課題があり、他にも毎週火曜日には、一週間で60分以上、ドキュメンタリー等のノンフィクションの英語を聞き、短くまとめたサマリーを書くなどの課題があるようです。

まだまだ始まったばかりなので、なんとも言えないのですが、現時点では日本の授業とは異なる、何とも言えない感覚を感じています。授業がRWGとOralという、なんとも大雑把な区切りだからなのかもしれませんが、何を中心に勉強しているかが自分でも良くわかっておりません。大学の授業とも違う、かといって高校、中学の授業の様な受験突破、ただ教科書に沿って進めていくだけの授業ともまた違う感覚を感じています。ただ、もう1、2週間してみれば、だんだん授業の進み方等が理解できてくるものだと思ってはおります。

今回は、ユージーンウィークリーという、大学のキャンパスの至る所に置かれている無料の週刊新聞があるのですが、そちらに掲載されている広告が、なんともオレゴン州らしいと言いますか、日本では見ることはないような広告だったので、写真を添付させていただきました。

ここ最近のEugeneの暑さはなかなかですが、日本と比べると湿度も気温を幾分、楽ではあると感じています。日本はかなり暑いとお聞きしておりますので、どうかお身体ご自愛ください。