常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Epiphany

 先程のentryに関連しての落ち穂拾いですが(cf.Episcopal Church - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から)、ヒロさんが私に教えて下さった英語はもう一つあり、それが標記のEpiphanyです。そもそもEpiphanyの第一義は「【キリスト教】[the〜]公現祭《キリスト生誕の際に当方の3博士(Magi)がBethlehemを訪れたのを記念する1月6日の祭日;cf.Twelfth Night;略Epiph》」であり、第二義は「[e〜]神の出現」との意味です(『ジーニアス英和大辞典』)。しかし、ヒロさんが教えて下さった際の意味は、第三義の「〈文〉[e〜](真理・事件などについての)突然の顕現,直感的把握,悟り,ひらめき[about];激情の発作」の方だと思われます(ibid.)。

 では、ヒロさんがおっしゃっていた「phantomとepiphanyはお友だち」とは、どの様な意味なのでしょうか?(cf.epicenter - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から)なかなか正確には説明できないのですが、それぞれの語源について調べてみると、phantomがギリシャ語「見えてくるもの」の意であり、epiphanyギリシャ語「明白にすること」の意である事から、類似の語源をもつ言葉同士である事が分かりました(『新英和中辞典』,研究社)。ちなみに、phantomはfancyやphenomenonと同語源になります(『ルミナス英和辞典』第2版,研究社)。(Phantom)