常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

also-ranとpunter #2

The Economistには、中国のメディアについての記事がありました。記事では、中国における新しいインターネット・メディア戦略とその流れが、競馬の国イングランドならではなのか、競馬に擬えた表現で書かれています。

赤字のalso-ranとpunterは、その例として挙げることができます。also-ranは『リーダーズ英和辞典』によれば「(レースで)等外に落ちた馬」という意味から転じて「落選者、負けた人」という意味があります。

次いでpunterも(すでに元ゼミ生が扱っていて、ここでは皮肉的に使われているのかわかりかねますが)「競馬をする人」という意味のほかに「消費者」という意味がある単語です(『リーダーズ英和辞典』)。深読みをすれば、「中国産のSNSを利用する人(punter)が増えること」は、ネット社会における資本主義に参戦する中国の馬(SNS)のオッズを下げ、アクセスやその他の収益という名目で人気の現れを示すのではないかと捉えることができます。

このようにネット社会の資本主義の流れを競馬という競争に擬えてディスクライブされています。このレースがどうなるかは、わかりませんが、私は「今のところは」アメリカが優勢であると感じています。(Othello)

Preparing for battle - China’s internet titans

Alibaba may be a titan of e-commerce that handled more transactions last year than Amazon and eBay combined. But in social media it is still an also-ran—which could become a serious competitive disadvantage. More than elsewhere, shopping is a social phenomenon in China. It is not just young women who want to discuss styles and shoes with their girlfriends. Men often shop in groups for clothes and watches. And punters of all ages post and scrutinise numerous consumer reviews online before buying.

c.f.punter - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から