常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

pals

東京ディズニーランドが4月15日に、開園30周年を迎えました。

Tokyo Disneyland marked the 30th anniversary of its opening Monday with a special commemorative show and parade that starred Mickey Mouse and other iconic Disney characters.
After dancing in front of Cinderella Castle, Mickey and his Disney pals rode floats through the theme park in Urayasu, Chiba Prefecture.

http://the-japan-news.com/news/article/0000134044

ここで気になったのはpalsという表現です。これはすぐにfriendsという意味だということが分かりますが、なぜfriendsではなくpalsが使われているのか気になったので調べてみました。手持ちの辞書で調べてみますと、palは「≪やや古略式≫友だち、親友、仲良し、仲間」を指し、”Be a pal!”「友だちだろう(友だちだからそれくらいのことをしてくれてもいいだろう)」という面白い例文がありました。(『ジーニアス英和辞典 第4版』大修館)
また、いろいろと調べていますと、palは通例男性が使う言葉で、friendよりも気軽に使え、特に親しい友人のみに使われるようです。しかし、古い表現のため、現在の若い世代はあまり使わないようです。現在では、アメリカならbuddy、イギリスならmateがこれに代わる表現でしょうか。ちなみに現在,みんなで音読している『アメ口』のレッスンにもpen palという形で登場していますが,これはすでに廃語になりつつあると先生が言われていました。

30周年のうちにディズニーランドに行ってみたいですが、リニューアルされたアトラクションにも早く乗ってみたいです。しかし、今の時期に行くと混雑具合がすごそうですね。(Nat)