常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

play chicken

本日、UG先生との会話中に教わった表現、play chickenを取り上げたいと思います。

chickenといえば「鶏、鶏肉」などの意味のほかに、「臆病者,いくじなし(coward);若者」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)という意味で日本でも英語のまま「チキン」などと言う事がありますが、さらに「(子供の遊びの)肝だめし;我慢比べ,脅し合い」(ibid)という意味があることがわかりました。同辞書の例文には、play chickenで「度胸だめしをする」と定義されています。LDOCEには、例も載っていました。"a game in which children do something dangerous, for example stand on a railway line when a train is coming, and try to be the one who continues doing it for the longest time"
日本では、「チキンレース」という名前でご存じの方が私を含めて多いと思うのですが、英語ではchicken gameと呼ぶようです。「chicken game チキンレース◆一直線上を互いの自動車に向かって突進するゲーム。先によけた方がchicken(弱虫)とされる。政治経済などの話題で比喩的に用いられることがある。」(英辞郎 on the WEB)

最近では北朝鮮アメリカのチキンレースと言うのでしょうか、それが一体どうなるのかが不安です。平和に収束してくれる事を願うばかりです。(Astroriver)