常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

green room

アカデミー賞授賞式会場の楽屋に関する記事です。

Hollywood's toughest spot: The VIP Oscar green room

LOS ANGELES ― There's one room in Hollywood that truly only the elite can visit ― the VIP green room to the side of the Oscar stage.

http://www.usatoday.com/story/life/movies/2013/02/23/architectural-digest-greenroom-85-academy-awards/1940797/


今回取り上げるのはgreen roomです。greenという単語から環境関連の言葉かと推測してみましたが、そもそも記事中では環境の話はされていません。辞書を引いてみると「(劇場・テレビ局などの)出演者控え室」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)と定義されていました。なぜgreen roomと言うのか気になり調べてみると、Collins Dictionary.comには"C18: probably from its original colour"と書かれていました。日本語で調べてみても(〔劇場・コンサートホールなどの〕楽屋、出演者控室【語源】未詳。1700年頃にはすでに用例がある。民間語源では「かつて役者の目または神経を休めるために部屋を緑色にした」とする。)(英辞郎 on the WEB)とあるように、語源について確かな事は分かっていないようです。(Astroriver)