常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

white knuckle #2

またもやスーパーボウルについての記事からの表現ですが、記事中に気になる表現があったので取り上げたいと思います。試合内容についての記事です。

Everything changed after that, though, until Ray Lewis and Co. shut it down. But there were plenty of white-knuckle moments and the Ravens (14-6) had to make four stops inside their 7 at the end.

http://nbcsports.msnbc.com/id/50687277/ns/sports-nfl/

今回取り上げる表現は、white knuckleです。過去にも先輩が取り上げておられますが、cf.http://d.hatena.ne.jp/A30/20111014/1318590184
これは「恐怖{パニック}を引き起こす,手に汗握る」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)と辞書に定義されていました。この表現の由来について調べてみると、「ひどく緊張させるもの、ハラハラさせるもの、ゾッとさせるもの◆【語源】緊張や恐怖で拳を強く握り締めると指関節の皮膚が白く見える様子から」(英辞郎 on the WEB)と書かれていました。また、Oxford Dictionaries Onlineには"1970s: with reference to the effect caused by gripping tightly to steady oneself"と書かれていました。たしかに拳を握り締めると、指関節のところが白くなりました。なるほど、と思えるような表現でした。(Astroriver)