常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

snarl #4

In the season's first snowfall in the Japanese capital, about 8 centimeters (3 inches) of snow fell in central Tokyo and around Narita on Jan. 14--a national holiday in Japan. The snow snarled traffic and caused train delays.

http://ajw.asahi.com/article/behind_news/social_affairs/AJ201301150025

昨日から今日にかけて交通網の麻痺状態が続いていますが、今回はsnarlについて取り上げます。snarlには「(イヌなどが)(…に)歯をむいてうなる」、「(人が)(…に)がみがみ言う、どなる」という意味がありますが、ここでは「(交通・話・事態など)を混乱させる」という意味です。通称受け身として使われ、snarl-upで「混乱;交通渋滞」を意味します。(『ジーニアス英和辞典 第4版』大修館)つまりここでは「雪によって混乱させられた交通」から、「雪のために起こった交通渋滞」となります。disruptも使えるのではないかと思い、意味をOxford Dictionariesで調べてみると、interruptは(an event, activity, or process) by causing a disturbance or problem.と書かれていたのに対し、snarlは(snarl something up) entangle something.と書かれていました。これを見る限りだと、snarlのほうが混乱させるものの幅が広いのかなと思いました。

今日のニュースでは、スリップして動けなくなった車の映像がたくさん流れていました。明日も道路上に薄い氷が張っているそうなので注意して歩きたいです。皆様もお気を付けください。(Haramii)