常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Jingle Hell

クリスマスが近づいてきました。Jingle Bellをよく聞く季節になりましたが、昨日見たsit com(Full House Second Season 第3話)はJingle Hell というタイトルです。ここでのjingleはどういう意味なのでしょうか。ジェシーの会話をヒントにしました。


3人の女の子の母親が亡くなってしまい、父親が義理の弟ジェシーと親友のジョーイと共に生活していく話です。ジェシーはミュージシャンでジョーイとある新しい仕事をしていきます。その新しい仕事がテーマになります。


Jesse: (singing)You got all a man would need You fill my soul with sweet desire And I'm singing to a tire I'm singing to a tire. Come on, this is your job. Think! Think! You don't kill bugs anymore, you write advertising jingles. You've sold one. One. All right, I need some inspiration. I need.... Sam. Sammy. Samala. My main man, speak to me. Who can turn a lug nut? Who is it?
Stephanie: It's me, Stephanie Tanner. Uncle Jesse, this is my friend, Harry.


新しい仕事はCMの曲作りの仕事です。jingleは擬音語から来ている表現で、「チリンチリンと鳴る音」(『ジーニアス英和辞典 第4版』大修館)があります。ここでは、jingle advertise となっています。jingleは「同じ音の繰り返し」という感覚から「(テレビ・ラジオの宣伝の)調子のいい詩句(歌)」(ibid)とあります。辞書には「《◆聞くと特定の商品を思い浮かべる》」感覚が単語に影響しているみたいです。あとはjingleとbellのそれぞれの最初の音を交換した言葉遊びです。


ここではCM作りが上手くいかない2人の様子をJingle Hellとしているのですね。(Minnesota)