常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

新ゼミ生 Visual type

本日からこの「常時英心」に記事を投稿させていただくことになりました。新ゼミ生のShou-VR*です。UG先生をはじめ、先輩方、読者の皆様、そして新ゼミ生の仲間達。今日から末永く宜しくお願いいたします。

本日は第1回pre-seminarが行われました。数あるメニューの中から、自己紹介を日本語で言い、隣席の人が英語でそれを同時通訳する、という演習を行いました。その時に自分が発した言葉について、焦点を当ててみたいと思います。

私はヴィジュアル系(Visual-kei)という音楽のジャンルが好きなのですが、この「〜系」をどのように英語で表現するのか、咄嗟に言うことができませんでした。そこで、Urban Dictionaryをチェックすると、下記の様に定義されていました。

Literally means "visual type"; from a style/movement in J-Rock that started back in the 1980s, and became popular in Japan by the 90s. This style/movement has been largely credited to have been started by X Japan; which led to an uprising in the trend of the visual scene. It's characterized by bands (namely Japanese) that use dramatic costumes/hair/makeup to basically inhance their visual appearance. Although there are branches of Jrock, that have different classifications/characteristics that visual-kei. The style alone does not neseccarily have to do with the music; but more alone with its outlandish and unique clothing/hair/makeup-thats what its really known for.
Many visual-kei bands include: X Japan, Malice Mizer, Dir en Grey, Gazette, Phantasmagoria, Alice Nine, 12012, and many more to name.

ここで扱われているtypeという表現に着目してみたいと思います。確認程度ではありますが、(『ジーニアス英和辞典 第3版』大修館)によると、「(共通の特徴を有する)型、類型、タイプ;(俗に)種類」と書かれています。また、何かを大まかに分類するときに使用する「〜系」という語を(『広辞苑 第5版』岩波書店)で引いてみると、「組織だった分類。また、その部門」というように定義されていました。以上のことを考慮すると、typeという表現がしっくりとくることに納得がいきます。

ヴィジュアル系は1980年代頃に、日本で確立したジャンルであり、約30年以上経った歴史の中でも、未だに具体的な定義付けなく、神秘的な雰囲気を醸し出しているのが特徴です。今日の授業の中で、自分の好きな分野の表現を知る契機を得られたのを嬉しく思いました。今日からこのように、毎日コツコツと一つずつ、英語の表現を拾いたいと思います。(Shou-VR*)