常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

one-track mind

Japan Times Onlineからです。グータンヌーボーなどで紹介された事もあるA Ta Gueuleが紹介されています。その見出しからです。
French fare born of a one-track mind
The golden age of luxury long-distance train travel is over. The days when overnight journeys were made in exclusive style — complete with Pullman sleeping cars, lounge bar and restaurant on wheels — have gone the way of the steam locomotive.
http://www.japantimes.co.jp/text/fg20121005rs.html

one-trackは鉄道で使われると「〈鉄道が〉単線の」という意味がありますが、「《略式》一つのことしか考えられない」という意味(『ジーニアス英和辞典』第4版、大修館書店)があります。A Ta Gueuleは電車の車両が食事スペースとして使われているのがひとつのコンセプトであるので、ことば遊びになっているのは一目瞭然ですね。愚直なまでに一つの事にかける心意気は、どこか勉学にも通じるところがあるのではないでしょうか。そんな料理人の作ったフランス料理、一度は食べてみたいと思います。
ここでのfareの意味は以前Koyamamoto先輩が取り上げておられるので、ご覧ください。(EnDough)
fare - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から