常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

問題点とimprove

アメリカ人の書いた英文を読ませていただいている時に,興味深いことをUG先生に教えていただいたので,みなさんにshareしようと思います。
He was able to point out areas that his friends could improve.
注目するのはareas that both friends could improveの部分です。この英語をあなただったら、どのように訳しますか?先生は太文字部分を「両方の友達が抱える問題点」と訳されました。わたしたち日本人は,「問題点」という日本語をすぐproblemとかproblematic pointなどと訳してしまいそうです。しかし,ここではimprove「〜を改善する」という動詞が使われています。
そうです,ストレートに表現する英語ですが,この場合はそれとは違い,improveを使って表しています。例えば,There is more room to be improved.「さらに改善の余地あり。」という表現も,言い換えれば「まだ問題点がある。」と言う事ができますね。
日本語と英語の違いを垣間見ることが出来ました。(Sugiuchi)