常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

signature

死亡説まで出ていた江沢民氏が辛亥革命記念大会に出席されました。
Dressed in dark blue suit and red tie, Jiang wore his signature large, square rimmed glasses as he sat listening to speeches with his hands on the table in front of him.(DY 10/10/11より)
ここで取り上げるのは,signatureの訳です。この単語の第一義は「署名」なのですが,ここでは比喩的に「固有への特徴(マーク)」という意味で使われています(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。文脈にのせると,「代名詞」とでも訳せましょうか。あるものの性質・状態を代表的に表す意味としての「代名詞」には他にもbe synonymous with, a euphemism for,be emblematic ofが挙げられていました(英辞郎on the Web)。インターネットによると,これらの3つは先に書かれた順に使用頻度が高いことが分かりました。しかし,signatureの方が柔らかい感じがして,人を指す単語にはピッタリではと感じるのは私だけでしょうか。(Sugiuchi)