常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

お腹が痛くて耐えられん stomach

突然の腹痛(stomachache)ほど辛いものはないです。お腹(stomach)は何よりも大事です。そんな大事な単語を辞書で調べてみました。

名詞としての「胃」「腹」という意味のみ認識していましたが,辞書を引くと動詞としての意味もありました。「[通例否定文・疑問文で]…に耐える,…をがまんする」(『スーパーアンカー英和辞典』学研教育出版,第4版)。英英辞書のLDOCEには,

v [T usually in negatives]
1 to be able to accept something, especially something unpleasant
SYN endure

と定義されており,stomachのもつ新しい一面を発見しました。定義にあるように否定的な意味で例文中に使われていましたので,以下をご参照ください。

A 26% water rate increase is more than most residents can stomach.

hard/ difficult to stomach
Rob found Cathy’s attitude hard to stomach.

日本語にも「腹が立つ」や「はらわたが煮えくり返る」などの「腹」を使って怒りを表す表現がありますね。英語からも日本語からも「腹」の大切さがうかがえます。stomachacheも耐えるのが大変ですが,皆さんが他にstomachするのが大変なものはなんでしょうか。(ゼミ生 Shohei)