常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

categorically

福島第一原発1号機への海水注入が一時中断した問題で,管首相は改めて関与を否定しました。このことに関する記事がThe Japan Times Online (05/24/11付け)にありました。以下その見出しと一部抜粋です。

Kan denies he pulled plug on seawater

Prime Minister Naoto Kan categorically denied allegations Monday that
he ordered Tokyo Electric Co. to temporarily stop injecting seawater
into an overheating reactor at the Fukushima No. 1 nuclear power plant a day after the March 11 devastating earthquake.

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110524a2.html

これは、管首相が3月11日の震災後に東京電力福島第一原発第一号機への海水注入をやめるよう命令していたのではないかという出張を管首相が否定したことを伝える記事です。今回注目したいのはcategoricallyです。意味は「断定的に、頭から」と(『ジーニアス英和辞典』大修館書店,第4版)とありました。

「断定的に」という単語から連想した単語は他にassertivelyが挙げられ、categoricallyとの違いを明確にするためLDOCEをひいてみるとcategoricallyはin such a sure and certain way that there is no doubtで,assertivelyはbehaving in a confident way, so that people notice youとありました。categoricallyに比べるとassertivelyは人の目につくような自信のよる「断定的に」という意となり,categoricallyは一片のかけら程の疑念もないくらい「断定的に」という意味になりそうです。

政府の一つ一つの行動が直接この問題に大きく関わってきます。これからも政府の全力をつくして問題解決に取り組んでほしいと思います。(ゼミ生 To To To)