常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

slim

NBAプレーオフで7連勝と大躍進中だったダラス・マーベリックスが,オクラホマシティ・サンダーとのウェスタン・カンファレンス決勝(7回戦制)第2戦において,100対106で敗戦しました。今回はDY(05/21/11付け)のNBAプレーオフに関する記事から英語表現を拾います。以下は記事の一部引用です。

The four Oklahoma City reserves teamed with Kevin Durant to turn a slim lead into a big one in the fourth quarter, riding it to a 106-100 victory Thursday night that knotted the Western Conference finals at one game each.

今回注目するのはslimです。「スリム」という言葉は日本語として定着しており,「ほっそりとした,すらりとした」という意味で知られています(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。もちろん今回はバスケットの話なので,「スリムな」という意味ではないことがわかります。さらに辞書を見てみると,「<希望・可能性などが>わずかな,不十分な」とありました(『ジーニアス英和辞典』同上)。またLDOCEにはvery small in amount or numberとあり,There's only a slim chance that anyone survived the crash.という例文が挙げられていました。したがって,a slim leadで「僅差」と訳せます。『ジーニアス英和辞典』(同上)には他にもslim majority「ぎりぎり過半数」やslim pickingsで「雀の涙,わずかなもの」とありました。slimがどれくらい「少し」なのかが例からもわかりますね。slimのように馴染みのある言葉でもしっかりと辞書を確認したほうがよいと再認識しました。(ゼミ生 Lbow-Shoulder)