常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

possiblyとprobably

今回は「幸せの力」(The Pursuit of Happyness)から英語表現を拾います。ウィルスミス演じるクリスとその息子ジェイダン。アメリカンフットボールの試合に行くかもしれないと話をしていた二人はpossiblyについての会話をはじめました。

ジェイダン: Are we going to the game?

クリスー: I said possibly we're going to the game. You know what "possibly" means?

ジェイダン: Like probably.

クリスー: No,"probably" means there's a good chance that we're going."Possibly" means we might, we might not.

注目するのは possiblyとmay beとprobablyとmight beの違いです。上記の会話からpossiblyは五分五分で事が起こるか起らないかわからないときに使うと判断できますね。そしてprobablyは高い確率で起こること時に使うようです。またmay beはused to say that something may happen or may be true but you are not certain(LDOCE)とあり,possiblyとほぼ一緒の意味のようです。最後にmight beですが、LDOCEにはif something might happen or might be true, there is a possibility that it may happen or may be true, but you are not at all certainと載っており,おこる確率が低い時に使われるようです。これら確率に関する表現は『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)に詳しく載っています。上記以外の単語も載っているので,ぜひご覧くさだい。

このように日本語で「たぶん」という言葉が英語では数多く存在しニュアンスが一語一語違います。言葉が文化を表すということを改めて実感しました。(ゼミ生 To To To)