常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

vague, obscure and ambiguous

今回は日本語では同じ意味でも,英語での語義が違う単語を採り上げます。注目するのは 「あいまいな・不明瞭な」という意味の単語vague,obscure,ambiguousです。違いを比べるためにこれらの単語の定義をLDOCEで,また例文をLDOCEと『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)で調べてみました。

vague:unclear because someone does not give enough detailed information or does not say exactly what they mean

ex) He’s very vague.

obscure:difficult to understand

ex) Much legal language is obscure to a layperson.

ambiguous:something that is ambiguous is unclear, confusing, or not certain, especially because it can be understood in more than one way

ex) What she says is ambiguous.

上記のことからvagueは「十分な情報がない、もしくは情報の送り主が情報をうまく伝えきれない」ということから「あいまいな・不明瞭な」となります。次にobscureは「理解することが難しい」ということから「はっきりしない」という意味での「あいまいな・不明瞭な」となります。そして最後にambiguousは「いろいろな意味に捉えられてしまい混乱する」という意味での「あいまいな・不明瞭な」という意味になります。このように日本語では同じ言葉でも、英語では意味が様変わりしていて面白いですね。単語の意味を比べながら勉強して運用知を身につけていきたいです。(ゼミ生 To To To)