告げ口するtell on
映画『ラブリーボーン』から英語表現を拾います。今回は主人公スージーとリンおばあちゃんとの会話からです。
You’re not gonna tell on me, are you?
Of course not!
注目するのはtell on meです。辞書を引いて調べると,tell on sbで「《略式》[SVM]‹子供などが›[人のことを/ 事を/ …のことで]言いつける,告げ口する[on, of/ about/ for]」とありました(『ジーニアス英和辞典』大修館書店,第4版)。さらに英英辞書のLDOCEで確認すると,
phr v informalTo tell someone in authority about something wrong that someone you know has done – used especially by children
と記載されています。LDOCEの例文を合わせて見ると,”Please don’t tell on me – my parents will kill me if they find out!”とあり,子供が慌てるような姿が想像できますね。映画でのセリフは,リンおばあちゃんからスージーに対して言ったもので,話し相手が子供であるスージーであるからこそ使った表現だと思います。ちなみに,日本語吹き替え版では以下のように訳されています。
リンおばあちゃん:いいふらしたりしないだろうね
スージー:もちろんよ
他人にtell on meされないように日ごろから自分の行いに気をつけていきしょう。(ゼミ生 Shohei)