常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

cry

チュニジア,エジプトで起こったデモの影響は,アフリカ諸国,さらに中東に及んでいます。本日(02/17/11)のDYでは,バーレーンでのデモを一面で採り上げています。
The protests began Monday as a cry for the country’s Sunni monarchy to loosen its grip, including hand-picking most top government post, and open more opportunities for the country’s majority Shiite, who have long complained of being blocked from decision-making rule.
今回取り上げる単語はcryです。よく「泣く」や「(大声で)叫ぶ」という動詞の意味で知られている単語ですが,ここでは名詞で使われています。一体どのような意味になるのでしょうか。『オーレックス英和辞典』(旺文社)で調べてみると,「ときの声(outcry)」や「(政治的)スローガン,標語」とありました。上記の英文では,「デモの旗揚げ」のようなニュアンスで使われていると考えられます。
最近,独裁国家におけるデモが相次いでいます。国民の叫び(cry)が届くといいですね。(ゼミ生 persimmon柿生)