常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

fume

タクシーに乗る機会は今のところ滅多にありませんが,DY onlineの記事からです。
Want to stop watching taxi meter rise?
Who hasn't sat in a taxi in a traffic jam and fumed while the meter kept going even though the tires weren't moving? Flat-rate taxis--offering rides between two pre-determined locations for a set price--eliminate this annoyance and are on the rise nationwide.
http://www.yomiuri.co.jp/dy/business/T101225000856.htm
今回採り上げるのは動詞のfumeです。fumeはperfume(香水)から連想できるように,名詞では「(においの強い, または有毒な)ガス, 煙, 煙霧, 蒸気」や「におい;香気」という意味があります(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。
これが動詞になると「〈煙蒸気などを〉出す, 放つ」という意味に加えて,アメリカ英語で「(…に)腹を立てる, 怒る, いきまく」という意味になります(同上)。
ちなみにfumeの語源はsmokeを意味するラテン語のfumusで(『リーダーズ英和辞典』第2版,研究社), perfumeも(こちらはフランス語ですが)フランス語のparfumer(par-十分に+fūmāreタバコをすう=十分に香りをかぐ)に由来します(『プログレシッブ英和中辞典』同上)。(院生 小山本)