常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

call the shots

今日は天皇記念日で国民の祝日ですが,私たちは研究室で大学の作業をしていました。そんな日の昼下がり,先生からある記事を紹介していただきました。それは,メジャーリーガーのPrince Fielder選手が東京に,MLBの国際大使として来日したという内容でした。今回はこの記事から英語表現を拾います。記者がいくつか質問をFielder選手にしているのですが,以下はその質問内容とそれに対する答えです。
Q: Would you ever consider playing baseball in Japan one day, like your dad did?
A: Oh yeah, definitely. Late in my career, when my kids are much older, I’m a little older, and we wanted to experience (life) out here, and kind of show my kids a different culture. But that’s a whole (down the road). Plus, it would have to be OK with my wife by that time too, because she calls the shots.
今回の注目表現はcall the shotsです。字面通りに解釈しても意味が通らないので,辞書を調べてみると「方針を決める,指図する,全体を牛耳る」とありました(『オーレックス英和辞典』旺文社)。そして,この表現はcall the tuneと言うことも出来ます。tuneは「調和」という意味があるので,「調和を呼び掛ける」=「方針を決める」のようになったと考えられます。(ゼミ生 persimmon柿生)