常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

tonsorial

最近髪を伸ばし始めたpersimmon柿生です。
先日,髪の毛の話しを研究室でしていると,意外にも男性の方でも床屋・理髪店ではなく美容院に行かれる方が多くなっていることが分かりました。床屋を英語で言うとbarber。理髪店の看板柱はbarber’s poleというそうです。ちなみにbarber’s poleの赤は血,白は包帯を表しています(『オーレックス英和辞典』旺文社)。
では,理髪師は英語でなんと言うのでしょう。そこで田邉先生は「豚(トン)」という言葉をヒントにtonsorialを教えてくださいました。『オーレックス英和辞典』(同上)には,tonsorialで「理髪の」とあり,a tonsorial artistで「理髪師」とありました。そしてこれはとても固い表現で,主に戯曲で使われるようです。
何気ない日本語にも,英語という切り口から見てみると色々な発見があります。常時英心の素晴らしさを改めて感じました。(ゼミ生 persimmon柿生)