常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

marble

ASAHI WEEKLY (2010/12/05付)の9面「リサのワクワク・ワールド」というエッセイより語表現を拾います。内容は筆者リサ・ヴォートさんの好きな白くまについてでした。
I always end up on my own, which is fine because I always meet like-minded eccentric individuals up in northern territory, people who don’t look at me as if I didn’t have all my marbles.
今回注目したのは marbleという単語です。marbleといえばマーブル模様のケーキなどを思い浮かべますが,ここではどういう意味で使われているのでしょうか。辞書で調べてみたところ,marbleで「大理石,大理石の彫刻」「ビー玉,ビー玉遊び」とありました。その他に「知恵」「正気」という意味があり, lose one’s marblesで「気が狂う」と書かれていました。『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店) ここでは,二重否定が使われていて,「私は普通の常識を持った人」のような訳として使われています。
また,蛇足ではありますが,marbleには上記以外に「おはじき」という意味があります。お菓子のマーブルチョコレートは形や色がおはじきのようなのでそう名付けられたそうです。(ゼミ生 カメ女)