常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

come in

今回はThe Japan Times ONLINE(2010年11月30日付)のNEWS欄にある写真記事から表現を採り上げます。

Lingerie maker Triumph International Japan has started marketing a red warm undergarment specially designed for female students preparing for entrance exams this winter. The \1,995 Kana-pan can also be used as a belly band. It also comes in pink and black.
http://www.japantimes.co.jp/news.html
上の写真はトリンプのカナパンという商品で,これから本格化する厳しい寒さの対策かつ受験生の合格祈願を狙いにしています。このネーミングの由来は「願いが叶う!?パンツ」を縮めたもので,裾にはTriumph(大勝利・成功)のロゴマークである王冠が刺繍されています。
ここで注目する表現はcome inです。文脈からでも「カラーバリエーションは(写真の赤いものの他に)ピンクや黒もある」といった意味であることがわかりますが,確認のため『ジーニアス英和辞典』(第3版,大修館書店)を調べました。すると,「[SV in O]〈商品などが〉〈容器・大きさ・色など〉で入手できる,売られる,生産される」とあり,例文としてThis clock comes in four colors.「(店で)この時計の色は4色ございます。」が載っていました。ちなみに,この表現は大学受験の試験に良く出ます。
受験生の合格をうたったお菓子が数年前から流行っていますが,このカナパンも流行(come in)するでしょうか。
次回はカメ女さんです。 (ゼミ生 pear