日本英語教育史学会 第232回 研究例会
本日14:00より専修大学神田キャンパス7号館783,784教室で日本英語教育史学会 第232回 研究例会が行われます。
研究発表(1)
「新制高等学校の入試への英語の導入(2)」
河村和也(拓殖大学[非常勤])
【概要】これまでの調査で,新制高等学校の入試に初めて英語が導入されたのは1952(昭和27)年であることがわかりました。それは,宮城・福井・岡山の3県においてでしたが,調べてみると一口に「導入」と言っても各県で事情はずいぶん異なっていたようです。当時の新聞や教育委員会の広報物等をもとに,それぞれの様子を明らかにしていきたいと思います。
研究発表(2)
「明治期のスペリング・ブック独習書に関する研究」
馬本 勉(県立広島大学)
【概要】本発表は,明治期の英語教科書独習書の全体像を解明する研究の一環として,ウェブスター「スペリング・ブック」を取り上げる。同書は明治期に英語教科書として広く用いられ,多くの独案内が出版されたが,辞書ほど研究の対象とされておらず,独案内に至っては,かなりの出版数があるにもかかわらず,研究が尽くされているとは言い難い。本発表においては,独案内の構成や発音表記,語義の表記等についての分析を行い,その特徴を明らかにしていきたい。
http://hiset.jp/