常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

be poised to

本日のDY(11/10/10付)のNew Komeito gets cold feet on budgetという記事から英語表現を拾っていきます。(以下記事から抜粋)
In a turnaround its earlier position, New Komeito is poised to oppose the government’s ¥4.4 trillion supplementary budget for fiscal 2010, party members said Tuesday.
今回の表現はbe poised to 〜です。poiseの名詞の意味には「平衡,つり合い(balance),(威厳のある)落ち着き,平静」などがあります(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。しかし,ここでは動詞として使われています。確認してみるとbe poised toには「…する覚悟[用意が]ができている,いつでも〜できる」と記載されていました(『ジーニアス英和辞典』同上)。上記の英文を訳してみると,「前回の参院選議席数を確保できた公明党は,政府の4兆円もの補充予算に対し反対の意を示す覚悟[用意]ができている。」といった解釈ができると思います。
また,似た意味をもつ表現be ready to do / for, withとbe poised to をLDOCEで比較してみると,
・be poised to: completely ready to do or for something to happen, when It is likely to happen soon
・be ready to do sth : informal to be likely to do something soon
と定義されていました。be poised to の方からは,be poised toの“completely”の部分が比較ポイントですね。調べて比べる。その作業を通して知のネットワークを広げていきたいと思います。(ゼミ生 gacha)