常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

walt into

東レパン・パシフィック・テニスの準々決勝に優勝候補のCaroline Wozniacki選手(Poland)が登場しました。現在世界ランキング2位で年内に1位の座を狙っている彼女の試合はどうだったのでしょうか。JT onlineにあった記事の見出しから英語表現を拾っていきます。
Wozniacki waltzes into semifinals
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/st20101001a1.html
今回の表現はwaltz(into)です。皆さんもご存じの通りwaltzは名詞で「〔ダンス・音楽〕ワルツ〈二人で踊る3拍子の舞踊〉」という意味があります(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。しかし,ここではwaltzを動詞として使用しています。動詞の意味に目をやると「〔…に〕足取り軽く入って[やって]くる〔into〕」と明記されていました(『ジーニアス英和辞典』同上)。
この対戦は,試合時間29分,第1セット途中で相手選手が足を痛め,そのままリタイアし自動的にCaroline Wozniacki選手の準決勝進出が決まりました。短い試合時間に加え,一方的な試合展開(終了時5-0)を考えるとwaltz intoの意味が上手くはまります。
Caroline Wozniacki選手は別の記事(同じような意味の単語)をブログで紹介しています。こちらもご参考にしてください。(ゼミ生 gacha)
http://d.hatena.ne.jp/A30/20100411/1270988861