常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Ringing in the cheers

NFLで,リーグ行動規定に違反したPittsburgh SteelersのQBベン・ロスリスバーガー選手の出場停止処分が6試合から4試合に軽減されました。2度のスーパーボウル制覇に貢献したロスリスバーガー選手ですが,女子学生から性的暴行で告訴され,不起訴となったものの,4月にリーグから処分を受けていました。それを報じる今日のDY(09/05/10)の記事から。
Ringing in the cheers
Goodell reduces Big Ben’s ban to 4 games for good behavior
見出しのRinging in the cheersはそのまま訳せば「歓喜の鐘」や「喜びの鐘」あたりでしょうか。言うまでもなく,これはロスリスバーガー選手の処分軽減に対するものです。
また,ロスリスバーガー選手は名前と体格からBig Benという愛称でファンに親しまれています。つまり,見出しは彼の愛称であるBig BenとロンドンにあるBig Ben(英国国会議事堂の時計塔にある大時鐘)を掛けたものです(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。
ちなみに余談ですが,日本の学校でお馴染みのあの「キーン,コーン,カーン,コーン」という鐘のモデルはBig Benの鐘の音です。(院生 小山本)