常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

huff and puff

Newsweek(09/06/10)のSCOPEにあった,ITの発展に警鐘を鳴らすSTOP THE INTERNET MADNESSという記事から。
People who write about technology love to huff and puff and hyperbolize.
今回はhuff and puffというイディオムを採り上げます。huffは「怒る;憤慨して話す」や「激しく呼吸する;激しく吹く」という意味があります(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。一方puffは「(…に)息を吹きかける⦅on ...⦆」や「〈人が〉息を切らす, あえぐ」という意味で(『プログレッシブ英和中辞典』同上),以前にブログでも紹介しました。huffよりもpuffの方が軽い感じがしますね。
http://d.hatena.ne.jp/A30/20100814/1281785086
そしてhuff and puffで「はーはーと息を切らせる;(おどすように)騒ぎたてる」(『プログレッシブ英和中辞典』同上)やあるいは「(疲れて)はあはあ息を吐く;(方針などに)憤慨する,文句を言う」(『スーパーアンカー英和辞典』第4版,学研教育出版)という意味があります。ここでは,アンカーの後者の意味が当てはまります。
ちなみにhyperbolizeはhyper-からもわかるように「誇張法を用いる」(『プログレッシブ英和中辞典』同上)という意味です。(院生 小山本)