常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Persimmon 柿生講座#2「no-frills」

ブラジル対チリ戦第2弾です。
田邉先生に教えていただいた「名よりも実」に関連した表現をTHE DAILY YOMIURI(6/30/10付け)で発見しましたのでご紹介します。以下の英文をご覧ください。
However, if the Brazilians put in a similarly pragmatic display when they face the Dutch as they did against Chile―and the odds are they will, given Dunga’s no-frills approach―then the game may not live up to expectations.
no-frillsに注目してください。『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)では,「〈住宅などが〉余計な部分を省いた,〈旅客機・ホテルなどが〉余計なサービスをしない」とあります。上記の英文上は,余計なことはせず勝つために必要なことのみを行うという事を表している。ちなみにfrillというと「服のフリル」を思い出すのではないでしょうか。女性には申し訳ないですが,確かにフリルは絶対不可欠だとは思いません。ここからもno-frillsの意味が想像できるのではないでしょうか。
ブラジルのno-frillsは確かに見ていて華はないかもしれません。しかし,何かを達成しなければならない場合にはno-frills strategyは一番いい方法ではないでしょうか。(ゼミ生persimmon柿生)