常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Persimmon柿生講座#3「scrappy」

パラグアイ戦前夜記事について第2弾です。

THE DAILY YOMIURI(6/29/10付け)の記事に以前パラグアイでプレーした経験のある廣山望選手のコメントが載っていました。その中で廣山選手はParaguay tends to play a scrappy styleと評しています。

今回取り上げるのは,このscrappyという単語です。『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)には2つの意味が載っていました。1つは「闘争心のある,積極的な;断固とした」,もう1つは「品質の悪い,不潔な」です。

この2点からscrappy styleにはとてもガッツあふれるが,とてもずる賢いというニュアンスが感じ取れます。南米のチームはマリーシア(自分たちが有利になるようにするずる賢さ)が上手であると言われていますが,やはり南米のチームを表す際に「ずる賢い」という言葉は欠かせないのですね。よって,scrappy styleは「泥臭いスタイル」と訳すことが出来るのではないでしょうか。

今夜の試合もパラグアイの南米独特の試合運びに苦しむことは必至でしょう。しかし,それでも私たちは日本の勝利を信じています。頑張れ!!!ニッポン!!!(ゼミ生persimmon柿生)