常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

紫陽花#3

関東地方も梅雨入りが宣言され,湿気が多くじめじめした日が多くなりました。先日車の車内から外の景色を眺めていると,ふと綺麗な花を咲かせている紫陽花が目に飛び込んできました。以前ブログで採り上げたように「紫陽花」はhydrangeaです。
http://d.hatena.ne.jp/A30/20100618/1276850833
http://d.hatena.ne.jp/A30/20100618/1276854172
今回はさらに英和辞典で調べてみるとhydrangeaの前後に沢山「水」に関する単語を見つけることができました。以下にいくつか紹介したいと思います。
hydra:《ギ神》ヒュドラ《Herculesに殺された9つの頭を持ったウミヘビで,一つ切るとそのあとに2つ頭が出てきたといわれる》
hydra-headed:頭の多い;多方面[部門]にわたる,〈問題などが〉根絶し難い,手に負えない
hydrant:(公共の)水道栓,消化器
hydraulics:1.[複数扱い]油圧技術,油圧式の機会 2.[単数扱い]水力学
hydrodynamics:[単数扱い](動)水力学;流体[液体]力学(cf.aerodynamics)
hydroelectricity:水力(発電によって得られる)電気
hydrogen:《化》水素
hydrophobia:《医》狂犬病,恐水病(rabies)
hydropower:水力電気
(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)
すでにお気づきの方もいると思いますが,hydro-には「水の;水素の《◆母音の前ではhydr-》」という意味があります(『ジーニアス英和辞典』同上)。
梅雨が明けると本格的な夏が始まります。気温が上昇すると日射病になる危険性がでてきます。水分をこまめにとって,脱水状態(dehydrated)にならないよう気をつけたいものです。(ゼミ生 camel)