Persimmon柿生講座#3「選手のおかげです」
日本にとって永遠のライバルである韓国代表がひと足早く決勝トーナメント進出を決めました。ナイジェリアとのグループリーグ第3戦,リードを許しながらも最後で追いつき,韓国の選手は自分たちの力で決勝トーナメントへの切符を手に入れたのです。韓国代表の監督も選手を褒め称え「この勝利は選手,コーチのおかげです」と喜びのコメント。さてこれ英語で言うとどのような表現になるでしょうか。THE DAILY YOMIURI(06/23/10)では,以下のように表現していました。
“The merit goes to the players and to the coaching staff, not to me.
『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)によると,meritには「手柄,功績,功労」あるいは「(優れた)価値,真価」という意味があります。このような無生物主語構文を訳す時には「勝利という功績は監督の私ではなく選手,コーチに行くものです」のように直訳調にすると据わりがよくないので,注意が必要です。明日未明(25日午前3時30分)に日本の絶対に負けられない戦い(must-win match)が始まります。韓国の後に続くように,みなさん祈りましょう。(ゼミ生persimmon柿生)