常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Denmarkとhooligan

いよいよ明日の夜中に日本対デンマーク戦がありますね。皆さんは観戦しますか?徹夜する,早起きする,ニュースで結果だけ聞く,興味ないなど,W杯への姿勢は人それぞれですが,私は翌日に授業があるので早起きして見ようかと考えています。
今回は,デンマーク(Denmark)のことについて書きたいと思います。サッカーデンマーク代表の愛称はDanish Dynamiteです。これは超攻撃的なサッカーをすることからきています。また,デンマークのサポーターは自身らを「ローリガン(roligan)」と呼んでいます。これは,暴動を起こすことからしばしば問題視される「フーリガン(hooligan)」とデンマーク語の「平静」を意味する「ローリ(rolig)」を組み合わせた言葉です(英辞郎 on the WEB)。「熱狂的ファン!でもルールは守ります」というイメージでしょうか。
hooliganについても少し書きます。
hooliganの語源にはいくつかの説がありますが19世紀にロンドンにいたアイルランドのHoulihanという一族の名前が由来であるいうのが有力です。さらに, アメリカの俗語表現でhooliganに相当するhoolumという単語があります。『ジーニアス英和辞典』(第3版,大修館書店)には「《俗》ちんぴらやくざ,ごろつき;《米》犯罪者」とありました(これはサンフランシスコの方言であると言われています)。
また,I am a skinhead.と言ってしまうと,「私はフーリガンです」という意味にとられてしまうので注意が必要です。
さて,明日の試合はどうなるのでしょうか?みなさん,いい結果を期待しましょう。明日はpear-chanです。(ゼミ生 b.m.04:43)