常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

camel教育実習報告[研究授業]

教育実習を終えたcamelです。最終日に研究授業ありました。授業参観のために遥々遠くから田邉先生にもお越しいただきました(先生,本当にありがとうございました)。準備に準備を重ねましたが,内容は申し上げにくいほどボロボロでした。授業をしているようで授業ではありませんでした。短くまとめますと,自分は指導案に書かれた筋書きを時間通りにこなせるよう意識しすぎて,肝心の生徒をよく見ることができていなかったのです。
緊張のあまり汗はしたたれ落ち,チョークを持つ手は震えていました。たった50分という時間が永遠のように感じました。それほど今までに経験したことのない濃密な時間が過ぎていきました。
応接室で講評をいただい後,教室に戻りました。教室に入ると給食の時間で生徒たちは昼食をとっていました。自分の給食の分もありましたが,食べ物は一切のどを通りませんでした。ただボーっと座っていると,生徒が自分の様子を見て察してくれたのでしょう。「先生,お疲れ!良かったよ。」と元気よく声をかけてくれました。その瞬間全身の緊張はほぐれ,自分の教育実習は幕を閉じようとしているのだと実感しました。きっと生徒も普段と少し違った雰囲気の中での授業で,神経を遣ったでしょう。授業に付き合ってくれてありがとうと思う反面,心の中に残るのはあんな授業をしてしまって申し訳ないという謝罪の気持ちでした。
失敗を数えれば切りがありません。しかし,失敗から多くのことを学ぶことができました。この3週間で自分の教師に対する想いはより強くなりました。学活終了後生徒が「先生!絶対先生になってね!」と言ってくれました。自分も頷いてそれに答えました。これからも「自分を待ってる生徒がいる」と信じて頑張りたいと思います。(ゼミ生 camel)