常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

French flop against Mexico

Persimmonくんのお株を奪い,World Cupから表現を拾っている小山本です。本日のDY(6/19)19面のフランス対メキシコ戦を報じる記事の見出しから。
French flop against Mexico
flopには動詞で「音を立てて[ばったり, どさりと, どすんと]倒れる」という意味があり,そこから「〈事業劇などが〉完全に失敗する, ぽしゃる;突然くずれる」を意味します(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。まさに「バタンキュー」の感覚です。また,この見出しを見にしたとき,先日AGくんが採り上げてくれたflip-flopという表現も連想しました。
http://d.hatena.ne.jp/A30/20100610/1276141769
AGくんも少し触れていますがflip-flopには「急変;立場[政策]の大変動」という意味があります(『プログレッシブ英和中辞典』同上)。前回大会準優勝のフランスですが,今回は苦戦を強いられ,グループ通過も危うくなってきました。以前とはもう立場が違うようです。(院生 小山本)