常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

賞味期限と消費期限

6月も半ばを過ぎ,いよいよ気温も暑くなってきました。これから更に暑くなることは考えたくないLbow-Shoulderです。
本日の裏ゼミでは「賞味期限」や「消費期限」を英語で何というのかが話題になりました。
まず確認ですが,賞味期限は「その期間中は味を保証するという期日のこと」を指すのに対し,消費期限は「特に食品について,定められた方法により保存した場合において,腐敗,変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日」のことです(『大辞泉小学館)。
さて,英語ではどのように表現するのでしょうか。
最初に「賞味期限」から。辞書で調べたところuse-by-date,best-before date,sell-by date, expiration date, Best if used by~, open date(主に包装食品)などが使えそうです(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。
best-before dateでは,bestの代わりに比較級のbetterや原形のgoodも可です。goodには「<食物が>腐っていない,新鮮な;味の良い,おいしい」(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)という意味があります。
さらら,sell-by dateとuse-by-dateの違いは『スーパー・アンカー和英辞典』(第2版,学習研究社)にありました。「賞味期限は業者から見た場合にはsell-by dateとなり,消費者から見た場合にはuse-by dateとなる」そうです。
次に,「消費期限」ですが,一部「賞味期限」と重複するところもあり,上記のexpiration dateには「消費期限」の意味もあります(英辞郎 on the WEB)。この他にはshelf life「貯蔵寿命, (商品の)有効[使用]期限」という表現が使えそうです(『プログレッシブ英和中辞典』同上)。ただし,これは常温保存が前提です。
暑くなると食べ物が腐りやすくなりますので,賞味期限や消費期限に関わらず食べたほうがいいですね(ゼミ生 Lbow-Shoulder)