常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

dodoと同じ道をたどる

今日適当に聞き流していたpodcastの「第6回:めざせ1級!リーディングで高める英語力」で面白い表現があったのでshareしたいと思います。冬の話題で「大寒」という言葉を知っていたネイティブスピーカーに日本人講師がこう言いました。
That type of expression seems to have gone the way of the dodo.
dodoとは17世紀に絶滅した空を飛べない大きな鳥で,その鳥を指す以外に「(米略)愚かな人」を意味します(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。また,大学生の伝家の宝刀(a trump card)であるWikipediaによると,アメリカではdodoは「絶滅」の象徴だそうです。
go the way of the dodoは直訳で「ドードーのたどった道をたどる」となり,「絶滅する,廃れる,一般的でなくなる,時代遅れになる」といった意味を持ちます(英辞郎on the WEB)。
文脈からすると,「その類の表現はもう使われなくなった感じがするけどね」といった感じだと思います。
このようなユニークな表現をネイティブスピーカーとの会話で使えたら,「おっ!」と驚かれるかもしれませんね(例えば某J.F先生とか)。まずは基本をしっかりと固めて,ゆくゆくはこうした表現もさらっと言えるようになれたらと思います。(ゼミ生 Almost God)