常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

flip-flopのfollow-up

先日、Almost God君の記事の中にflip-flopという単語が出てきました。それに関連して最近学んだことを書きたいと思います。
鳩山首相の辞任を伝えるJapan Timesの記事を読んでいたら気になる単語を見つけました。
The once popular Hatoyama announced his departure amid mounting criticism over flip-flops involving a deal to relocate a U.S. Marine base, as well as political funds scandals involving him and departing Democratic Party of Japan Secretary General Ichiro Ozawa.
気になった単語は flip-flopsです。私もこの単語を「サンダル」として覚えていました。
そこで『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)でflip-flopを調べて見ると、サンダルの他に「(意見、態度などの)急変」があり、例文で「do a flip-flop. (考えを変える)」
と載っていました。
サンダルと、(意見、態度などの)急変に何か関係があるのかと気になり、語源を調べて見ると、「flip-flopの語源はシーソーの左右の傾きやビーチサンダルを履いたときの音のパッタン・パッタンの擬音から名付けられたもので、方向転換や態度や決定の転換なども意味する。」とありました。(「ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97
また、同じく『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)によると、flip-flopはイギリス英語で、アメリカ、オーストラリアではthongというということも発見しました。 
夏が始まるとflip-flopを履くようになりますが、意見や態度をflip-flopすることはないようにしていきたいです。(ゼミ生,斧)