常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

おかしな疑問

お菓子大好き,歯医者嫌いのLbow-Shoulderです。
今回はお菓子の名前から疑問に思ったことを調べました。調べたお菓子は森永製菓「DARS」です。
     
DARSとは1箱12粒入りのチョコレート菓子。3種類の味があり,1口サイズで食べやすくお手軽です。そのDARSといえば「12個だからダースです」というCMでお馴染みです。しかし,英語でダースは「DARS」ではなく「dozen」(ちなみに,baker's dozenは13個。なぜかは田邉先生に聴こう!) 。商標登録の問題があるにしても,両者はあまりにも違います。(商標登録をする際,一般的な言葉や単語はそのまま使用することができないので,部分的に小文字にしたり,文字を抜かしたりしています。例:SEVEN ELEVEn,Blu-ray
もちろん辞書にDARSは載っていませんでした。では,DARSは一体何に由来するのでしょうか。この疑問を解消するべく,森永製菓のHPで調べてみました。以下はその引用です。
「「DARSとは,「DAR(与える)」というスペイン語と,「ARS(技)」というラテン語の造語です。『上質の口どけのおいしさをお届けしたい』という想いが込められています。」
(森永製菓「DARS」http://www.morinaga.co.jp/dars/
以前「キティーちゃんちゃん?(http://d.hatena.ne.jp/A30/20100516/1274027136)」を書いた際,サンリオピューロランドの語源を調べましたが,これもスペイン語ラテン語からの造語でしたね(そういえばKittyの由来書いていませんでした…。)日本人はスペイン語ラテン語が好きなのでしょうか。他にも身の回りにはどのような造語があるのか注目したいと思います。
余談ですが,私が買ったダースは期間限定の「DARS Crea いちご&練乳」です。このCreaについても言及されていました。creaには,イタリア語で「創造する」という意味です。甘く香る苺とコクのある練乳のとろけるハーモニーを「創造した」,このDARS。1度ご賞味ください。次は甘い物繋がりということで,pearさんです。(ゼミ生 Lbow-shoulder)