常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Persimmon柿生教育実習番外編2

Persimmon柿生です。昨日の番外編に続き,今回も生徒から質問されて困ったことについて書きます。
TT(Team Teaching)の授業中,ある生徒から,“What’s Hakobera(ハコベラ) in English?”という質問を受けました。しかしながら答えを知らず,情けないことですが,そのときは笑顔で"I’m afraid I don’t know."と言ってはぐらかすことしかできませんでした。
まず,みなさんは「ハコベラ」(もしくは「ハコベ」)という言葉を聞いたことがありますか?これまた,恥ずかしながら,英語の以前に「ハコベラ」自体を知りませんでしたので,辞書で調べてみると「ナデシコ科の越年草。道端などに生え、高さ10〜30センチ。茎は斜め上に伸び、緑色で柔らかく、卵形の葉が対生する。春から夏にかけ、多数の白い花をつける。花びらは5枚で、深く二つに裂ける。春の七草の一。粥(かゆ)や汁に入れて食用とするほか、小鳥の餌にする。はこべら。」とありました(『大辞林三省堂)。
英語ではchickweedと言います(『プログレッシブ和英中辞典』小学館)。ちなみに,みなさん春の七草を(日英で)すべて言えますか?以下は,すべて『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)で調べたものです。
セリ…Japanese parsley
ナズナ…shepherd’s purse
ゴギョウ…cottonweed
ハコベラ…chickweed
ホトケノザ…Lamium amplexicaule
スズナ…turnip
スズシロ…Japanese radish
今回のように,生徒からはいつ何時,どんな質問がくるか分かりません。英語教師に限ったことではないかもしれませんが,常に学び続けなくてはならないことを改めて深く胸に刻み込ませてくれたTTでした。(ゼミ生persimmon柿生)