常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

熱い想いを感じて

昨日(06/02)の「英語科教育論」の講義で,田邉先生に明治から昭和までの英語の教科書や手引書,発音書,辞書,入試問題など,様々な書物を見せていただきました。コメント欄にも感想を書きましたが,内容があまりにも薄かったので熱が冷めないうちに想いを書きたいと思います。ですが,「百聞は一見にしかず」(Seeing is believing.)。僕が言葉で語るより,お見せした方がいいでしょう(写真は先生の許可のもと撮影させていただきました)。昔の英語学習者がどのような気持ちで勉学に取り組んでいたのか,感じ取ってください。

(『AN ENGLISH PRONOUNCING DICTIONARY FOR JAPANESE STUDENTS』より)
「必ずや英語をマスターしてみせる!」,そんな気持ちがひしひしと伝わってきます。圧倒的に物質は豊かに,情報へのアクセスは容易になりました。それにも関わらず,先人たちの英語力の域には到底達することができません。なぜか?こころのずっと奥の方にある英語への情熱の差が答えの1つではないでしょうか。
最後になりましたが,田邉先生,貴重な本を見せていただきありがとうございました。本との出会いの大切さに始まり,歴史の重み,さらには言葉の重みに至るまで実感することができました。またこのような機会を設けていただければ幸いです。(ゼミ生 Lbow-Shoulder)