常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ゼミの3年生へ:One for all, all for one.

Hyphenated

四銃士」が「五銃士」(もはや戦隊もの?−by 小山本)に変わることを密かに願っている,Lbow-Shoulderです。(これには少し説明が必要ですね。ゼミの中でも特に田邉先生の近くで勉強をし,ゼミ生をリードしている小山本さん,camelさん,persimmonさん,gachaさんの4人は「四銃士」と形容されることがあります。これはもともと田邉先生が,卒業生の女王さん,ハゲ尾さん,小山本さんを「三銃士」(there musketeers)と呼ばれたことに由来します。)
本日も授業後の裏ゼミで田邉先生からa soon-to-graduate student「来春卒業予定の学生」という表現を教えていただきました。これはhyphenを使ったいわゆる「ハイフン形容詞」(hyphenated adjective)というものです。『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)によるとhyphenの役割のひとつに,「2語以上の単語,または接頭辞,selfなどのついた単語を1つの語(複合語)として表記する」とあります。通訳入門を履修している方はもうお気づきかと思いますが,前回(5/31)の講義でもこのhyphenatedを採り上げられました。他にもhyphenatedの例を探してみると,a six-year-old child, an up-to-date cell phoneなど,次々と見つかりました。
自分1人で調べるよりもここはOne for all,all for one.の精神にならい,3年生のみなさん,情報をshareしましょう。コメント欄に「ハイフン形容詞」とその例文を最低3つ書いてください。本や新聞を少し眺めただけでも「五ヵ年計画」,「次世代のスーパーコンピューター」,「何でも自分でやる主義の人」,「夜鳴きうどん[ラーメン]屋」,「祝日」,「電撃結婚」などがありました。これらを調べて書き込んでも構いませんし,表現が被っても構いません。
ちなみに,(英検の一次試験が迫っていますが)英作文ではこのhyphenatedは1語扱いです。このような知識もついでに身につけておきましょう。(ゼミ生 Lbow-Shoulder)