常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Playing with fire

THE DAILY YOMIURI(2010年6月2日付け)の一面から。5月 31日の ヤンキース対インディアンズ戦で,7回,前のマーク・テシェイラ選手の敬遠で満塁とされた場面で,アレックス・ロドリゲス選手が7号満塁ホームランを放ち,勝利に貢献しました。

play with fireには「重大な問題を軽々しく扱う;火遊びする」(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)という意味があります。実は,ロドリゲス選手はテシェイラ選手が敬遠された後の打席にめっぽう強く,これまでに 5打数 5安打 18打点。相手のインディアンズはこの事実を軽視していたと言わざるをえません。
また,ロドリゲス選手と言えば,これまで歌手のマドンナとの不倫問題でメディアを騒がせてきましたので,その「火遊び」へのironyも感じられます。(院生 小山本)